今日1時間ではお話仕切れなかったことを「論理現代文」から抜粋して書いておきます。
文に「主語」「修飾語」「述語」があるように、小説の文章に、「 課題」「事件」「結末」があるわけです。あるいは評論に「前提」 「根拠」「結論」があります.
そしてこれが現代文の各ジャンルの文章に該当しています。
評論は「真なる知」「正しい意見」を探求し、証明する文章です。
詩歌は「内なる感情・情緒」を捉え表現する文章です。小説は人間の「切なる欲望や意志」のたどる運命を物語る文章です
要するに、物語を「要約」するとき、「~をする」や「~になる」 という言葉を意識して使っていくことで、 短くまとめられるということです。さらに二つを総合して「~が~ して~になる」とすればより包括的にまとめられるでしょう。
たとえば「羅生門」でいえば、「下人が老婆を手本にして盗人にな る話」とでもまとめれば、「事件」と「結末」をまとめていることになります。
これをさらに「迷っていた(=課題)下人が老婆を手本にして(=